ホイアン散策① ~ホイアンの手工芸あれこれ~
ホイアン・・・といえば日本人街があった、ランタンが幻想的な歴史情緒あふれる街というイメージがありましたが、実際に訪れると、実に観光客(主に欧米人?)が多く、古き良き町並みの旧市街でも、人々の生活拠点の新市街でもやたらと洋服屋さんが目に付く街でした。
それもそのはず、ここのホイアンは日本で言うなら山形県の、北前船で栄えた酒田(庄内)のようなところでしょうか?往時の繁栄っぷりを琥珀色のなかに溶け込ましたように情緒あふれ&旅人は旅情感をかきたてられ、田舎だけあって物価も安い。そして現在も古い商家や回船問屋を残し、物売りのおばちゃんやシクロのおっちゃんたちとの攻防(料金交渉)という観光地としてのたくましさもたっぷりあり、さらにシルクの一大産地でもあるのです。
私たちはホイアン→フエ→ハノイとだんだん都会にに向かって移動していったのでホイアンではその安さにはあまり注意をはらわなかった・・・。ハノイに入ってホイアンの物価の安さを噛みしめることになったのであります(笑)。
おみやげ物やあまたあるオーダーメードのお洋服のお店にも「ここで買ったら荷物増えるし~」っとほとんど素通り。もったいないことをしました(T T)
色鮮やかなランタン。こちらもオーダーメードで作ってくれます。もちろん、貼り合わせてくれるのはお好みの布。
ホイアンの旧市街では満月の夜、電気は一斉に消され、ランタンの明かりだけになるそうです。さぞかし幻想的なことでしょう。
シルクの行程をみせてくれるお店もあります。説明は日本語の方もいるようでしたが英語が主流でした。
カイコです。あはは、懐かしいですね。マジカルは幼稚園のとき、蚕の成長日記をつけてました。一人1匹づつ蚕を先生からもらい、毎朝、クラス全員が自分のカイコの観察日記をつけてました。繭になったまでは良かったのですが、そこから蛾が出てきた時のショックといったら・・・!!!一生懸命、桑の葉をとりにいって蚕を育てたのにまさか蚕が蛾の幼虫とはつゆ知らず・・・。(^^;)今でもトラウマです。シルクは大好きですけどね♪
蚕の繭玉を煮て、糸をつむぎます。
そうして染色された糸は
こんな機織でシルクの布へ。
またベトナムといえば美しい刺繍も有名ですね。も~刺繍のコースターとかテーブルクロスとかバッグとか可愛くて可愛くて♪さらには写真と見まごうかのような緻密な刺繍絵もあります。
こちらではたくさんの工員の方が刺繍をしている風景もみられます。
こちらとは別の場所でとった写真なのですが、画面手前のものが、製作途中の刺繍絵です。
肝心の刺繍絵は撮影禁止のため、(そして購入していたにため☆)画像をとっていないのですが、ベトナムフォトジャーナルに一例がございますので見てみてください。ほんとに写真かと思うほど緻密で美しく、ホイアンのみならず、フエで、ハノイで何度衝動買いしそうになったことか・・・!
大きさ・お値段はピンきりなのですけれど、A5ぐらいの写真たてに入りそうな小さなものでも買っておけばよかったかなといまちょっと後悔。でもねー、ギャラリーで何百ドル、何千ドルもする大きくてすごく芸術的なものをみちゃうと、やっぱり小さいものはお土産ものでしかなくって。。。
でも次回行ったときには小さくてもお気に入りのものを是非、って思ってます♪