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雨の日に、君を想う ~ヨンハ@薬泉寺~

11回目の月命日。あれからもう、1年が過ぎようとしている。
去年の今頃は、コンサートチケット入手で浮かれていたな。。。

↓↓↓ 以下、GWにヨンハの位牌のある菩提寺を訪れた時の記録と記憶。。。





ホテルの窓から覗いたソウルの空は、今にも雨が降り出しそうだった。

4月も終わるというのに、空はどんよりと曇ってる。
お花を選んで、友達と別れて、一人、郊外へ向かう地下鉄へ。モノクロームのような風景の中、腕に抱く花束だけが、色鮮やかだった。

3号線の元堂駅。郊外のベッドタウンのような駅に降り立つ。
霧雨のような雨が、あたりをしっとりとぬらしている。
「歓迎してくれてるの?」
雨男、ヨンハのことだから。去年の横須賀のコンサートも、雨だったね。日本でデビューした時も、天国に逝ってしまった時も。
「行き方もちゃんとメモしたのに。。。。」
ネットで行き先をしらべたところ、この駅から5番のバスに乗って約1時間、小学校前のバス停で降りれば、目的地の薬泉寺へは、すぐのはずだった。
5番のバス停をさがすけど、それらしいバスもいなければ、バス停にもシンプルな5番の番号がない。
電車が行ってしまったあとは、人気がない。土曜日の、雨の午前中だから?
バスは1時間に1本らしいし、ここから1時間もかかることを考えたらタクシーのほうが、良さそうだ。幸い、親切な運転手さんの乗っているタクシーがすぐ見つかって、お寺に電話をかけて場所を聞いて、無事に連れて行ってくれた。

ふいに見覚えのある、色とりどりの提灯が並ぶ、山のほうへ向かう小道へとタクシーは入り込み、程なくお寺に到着。
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日本のものとは異なる、大きな大仏様と、極彩色に彩られた本堂。
去年の、よく晴れた5月に、貴方もここへ来ていたね。小さな甥っ子とくすくす笑いながら内緒話をしてた。空は明るく晴れ渡って、お釈迦様の生誕を祝う、色とりどりのボンボリがそよ風に揺れていた。
まだほんの、1年前。もう遥か昔の、1年前。

いつの間にか雨が止み、本堂に招き入れられた私は一人、静かに手を合わせて貴方と対峙する。
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柔らかく笑う貴方は、色とりどりに咲く花と、ファンからの愛に囲まれていた。

お母様の手記も読んだし、最後のインタビューも読んだ。だからこそ、どうしてもまだ腑に落ちない。
手記やインタビュー読んで感じたことは、私が横須賀のコンサート会場で感じたことと同じだったから。
嘆きでも苦悩でもなく、ましてや不安定な感情の波ではなくて、あの時の貴方から感じたのは「全てに対して、腹を括った」っといった「受容」だったから。

「彼は死んでしまったよ。これからどうするの?」
と、お寺のお坊さん。
「ええ。でも心の中に、いつまでも生きてますから。。。」

ふと、天井を仰ぎ見ると色とりどりの・・・・これはなんだろう?
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すぐに、名前を見つけることができるのは「愛」があるから?(笑)
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なんだろう?何か願いをこめて奉納するものなのだろうか?だとしたらどんな願いや想いをこめたのだろう?
ただただ、幸せになって欲しかったな。

お坊さんと話をしているうちに、どうやらなにか、法事が始まるらしく続々と人が入ってきたので静かにそこを失礼することにした。

帰り道。
私がバス停に足を踏み入れたのをまるで見ていたかのように、雨がポツポツと降り始めた。
でも、待てど暮らせどバスがこない。。。。
近くのレストランにとまっていたタクシーのテイル・ランプが付いたのを目ざとく見つけ、すかさず駆け寄って覗き込むと、既に先客がいるようで助手席にも女性が一人乗っていた。
バスを待つしかないっか、と苦笑いして立ち去ろうとすると窓が開いて。
「どうしたの?」
「元堂駅に行きたいんですが・・・・」
「タクシーだから、乗ってきなさい」
「いえ、お客さんがいるじゃないですか。」
タクシーのおじさんに促されるまま乗り込むと、同乗している女性は奥様だと紹介された。なんでも今日は非番なのでこのレストランで食事をしていたそうだ。
「タクシーを呼んであげるから、」
とタクシー運転手さんは私を乗せて元堂方面へ走りつつ、会社に電話してタクシーを呼ぶ。全部はききとれなかったけど、この辺りにいるタクシーを回して、元堂駅まで行ってくれっというようなことを言っているらしい。
「ああ、あそこの交差点にタクシーがきたから。」
電話が終わって2分も立たないうちに、仲間のタクシーがテールランプを点滅させながら丁度進行方向の大通りに止待ってるのを指差した。傍まで寄ると、仲間の運転手に何か話し、私に降りるように促す。
「お支払いは??」
と覗き込むとメーターが立ってない。
「いいよ、いいよ。気をつけて帰りなさい。」
「いや、でも・・・タクシーだし」
「ケンチャナヨ。」
アジョシは笑いながらそう言うと「日本人だって。元堂駅まで頼むわー」といいながら、わざわざ車から降りて私を仲間に行き渡すとそのまま奥さんと手を振って去っていった。
・・・・こんなことってあるんだろうか?
迎えてくれた運転手のアジョシも人の良さそうな笑顔を浮かべながら私を車にのせるとあれこれ話かけてくる。
ここでも不思議だったのは。
車を乗り換えて、走り出したとたん、ポツポツだった雨がいきなりバケツをひっくり返したように音をたてて降注ぎ、挙句、空に稲妻まで走った。
雨男ヨンハ。。。。ひょっとしてお寺に行くの、凄く歓迎してくれた?(笑)
バス停でのタイミングといい、タクシーの運転手さんといい、このタイミングでの大雨といい・・・空から見て、守ってくれてた?
「アガシ、なんで元堂駅までいくの?遠いよ?ソウルにもどるの?」
「え?」
「近くの駅があるよ、最寄り駅まで行って、と言ってくれればそうするよ。」
「じゃあ・・・。近くの地下鉄駅までお願いします。」
ゲリラ豪雨かと思うほどの雨の中、車は程なく3号線の終点、大化駅に到着。
元堂駅からだとタクシーでお寺まで約40分、1万5千ウォン。大化駅までは途中乗り換えたといっても、約15分、5千ウォン。距離的に言うと、大化駅のほうが近かったのね・・・。オマケに駅前はショッピングセンターのような駅ビルもあってそこそこ栄えているし。。。

ソウルの街には親切さんが多いのだけれど、一人でソウルを歩いている時は絶妙なタイミングで手をさしのべられたり、不具合を切り抜けられたりするので、ヨンハが傍でちゃんと見守ってくれているのかと思うときがある。
いや、ファンのたわごとに過ぎないんだけど、たぶんきっと、そうなんだろう。

♪いまでも、逢いたくて
悲しみ を抱きしめてるけど
ふたりは永遠に 心にいるから 消えやしないから・・・.

初恋の人を懐かしく想うような優しい気持ちで、貴方の残した映像を見て、歌声に包まれる。
一緒に過ごした時間は幸せだったけど、残してくれた作品と一緒に、過ごす時間をもてることも幸せだとおもいたい。


追記:GWに行ったので「5月」っと書いてしまいましたが訪れたのは4/30でした。修正しましたー。

by magical_cat7 | 2011-05-30 23:06 | 韓国
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writer:Chie 最近、ハンドルネームの使い分けができず、本名に一本化いたします。旅の記録・旅の記憶。ときどき韓流ネタ。海と、美味しいものと、お買い物。そしてこの2人が大好きです☆


by Chie
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